1億ドルの記憶
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 1億ドルの記憶

  男の鉄パイプが空を切ったとき、きみは男の胸元にとびこみボディにパンチを入れた。

男は一瞬顔をしかめる。そのスキにきみは男の小手を打ちおろした。鉄パイプが男の手を

離れ、乾いた音をたてて部屋の隅にはねる。

  男はもう一方の手できみの胸ぐらをつかもうとする。それをかわしたきみは、床を転が

りながら、鉄パイプにとびついた。男は、横たわっているきみをけろうと、右足を“バッ

クスイング”の状態にした。

  いまだ!  ヤツを支えているのは左足1本だ。

  きみは男の左足のスネを、鉄パイプで思い切り横に払った。

「ギャッ」

  男は、ドーンという音をたてて、倒れた。気は失っていないが、しばらくは動けないだ

ろう。

  さて、男は倒したものの、あらためて室内を見渡すと、たいした物はない。



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