1億ドルの記憶
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          インタラクティブノベル(R)No.3

 1億ドルの記憶

  きみは初めに下の引き出しをあけた。緊張で、額にうっすらと汗もにじんだ。やはりコ

ードが気になるのだ。だが、十数秒たっても、変化はない。警報装置ではなかったようだ。

  引き出しの中身は本、しかもヤングレディ向きまんがばかりだ。きらいではないが、い

ま読んでいるヒマはない。

  続いて、中段の引き出しをあける。そこはがらくたで一杯だった。ちびた鉛筆、変色し

た未使用のメモ用紙、ゆがんだ定規etc

  最後に上の引き出しをあけた。1枚の封筒だけがぽつんと入っている。

  きみはそれを手にとった。手紙ではない。宛先などは書いてないし、封もしてない。中

には2つに折ったハガキぐらいの紙があった。開いてみると、数字が6つ書いてある。



      5  7  0  6  1  9



  きみはこの数を頭にたたきこむと、紙と封筒を元に戻した。



    部屋を出る



    箱を探る