1億ドルの記憶
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          インタラクティブノベル(R)No.3

    1億ドルの記憶

  気のせいだろう。きみはそう判断し、引き出しの“捜査”をつづけた。

  上から7段目(下から4段目)で大収穫があった。ピストルを見つけたのだ。捜査を続

行して正解だった。もっとも弾は2発しか入っていない。たいせつに使わねば。きみはそ

れを内ポケットに忍ばせた。

  きみはさらに下の引き出しを探った。そのとき、背後のドアは、さっきよりもはっきり

と閉じていた!  完全に閉じるまで、あと数cmしかない。気のせいではなかったのだ。

きみはまだそれに気づかない。

  きみが最下段に手をつけたとき、ごく低くカチッという音。きみは振り返った。ドアは

ぴったりしまっていた。聞こえたのは自動ロックの音だった。

  きみは木製家具を離れ、小走りにドアまで行き、ノブをひねった。だがドアはあかない。

きみはまたも閉じ込められてしまった。



    マスターキーを持っている



    持っていない