1億ドルの記憶
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インタラクティブノベル(R)No.3
1億ドルの記憶
きみは市川をホテルの玄関まで見送った。さわやかな青空だった。彼とわかれたあと、
きみは付近を一回り散歩することにした。
少し歩くと公園があった。きみは中へ入る。後に黒いスーツの2人づれが迫っているこ
とに、きみは気がつかなかった。胸に菱形と稲妻のバッジが光っている。もっと
も彼ら自身も、自分たちの背後に別の2人づれがいることに気づいてはいない。
小さいながらも、木の多い公園だ。きみは、ちょっとした林に入った。周囲から死角に
なる場所である。光神会の2人がきみに急接近した。
ハンマーのような凶器をどこからか出し、きみのすぐ後ろで振り上げた。気を失わせる
だけの意図なのだが、きみは殺気を感じ、振り向いた。
いままさにハンマーが振り下ろされようとしたとき、ブシュッという鈍い音。(消音ピ
ストルだとあとで分かった) ハンマーはふっとび、持っていた男の手首からは鮮血が吹
き出す。光神会のもう1人、ヒゲの男は、あわててピストルを構えきょろきょろと敵を探
す。もはやきみどころではない。
鈍い音がふたたび響き、ヒゲ男のピストルも宙を舞う。きみの視界のすみで、別の2人
づれが走り去った。彼らの顔が見えたのかどうか、きみは自分でもよく分からなかった。
倒れているやつらのバッジを見て、光神会が襲ってきたことは分かった。きみをずっと
尾行していたか、さもなくばあらためて発見したのだろう。だが、助けてくれたのはだれ
か?
ともかく、まきこまれてはめんどうだ。きみも急いで現場を離れた。
自分の身元調べをつづける
身元調べはこれぐらいにしておく