1億ドルの記憶
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          インタラクティブノベル(R)No.3

    1億ドルの記憶

  相手の番号をプッシュし、ベルが数回鳴ると、男の声が出た。きみは「もしもし、鷹見

さんですか。こちらは……」と言いかけたが、すぐに、向こうは留守番電話だと分かった。

(おや?  聞いたような声だ)

  きみは一瞬首をひねった。

  とつぜん、頭の中を理解が走る。これは自分の声だ!  だれでも、自分の声をテープに

とって聞くと、とても自分の声とは思えない。まして電話なので、気がつくのに時間がか

かった。

  テープはきみの声で、こう言っている。

「鷹見秀彰です。8月28日まで香港に行ってます。あなたのお名前とご用件を……」

 

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