1億ドルの記憶
きみはこの部屋のドアを少しあけ、廊下から中をのぞきこんだ。
ドアと壁とのすきまから室内に手をさし入れ、スイッチをさぐり照明をつけると、中は
まったくのがらんどうである。机もイスもベッドもない。床にはうっすらとほこりが積も
っている。どうやら、最近人の出入りがないようだ。
きみは部屋の天井に視線を移した。ここには天窓はない。そのかわり?天井中央に変な
穴がある。直径10cmほどの丸い空洞だ。穴の奥は、廊下からは見えない。
この部屋に入る
入らない