1億ドルの記憶
          (C)雅 孝司1998 禁・無断転載   歓迎・事前相談転載
           ご意見・ご希望・お問い合せは pga00132@niftyserve.or.jp

          インタラクティブノベル(R)No.3

    1億ドルの記憶

  桟橋が見えなくなった。風も波もおだやか、同じ潮の香りでも、光神会アジトを脱出し

たときとはまったく異なる。やはり船旅は最高のぜいたくであり、精神貴族になれる……

1億ドルなどというヤボな行きがかりさえなければ。

  きみは、しばし危険を忘れ、珍しい船内をぶらぶらしていた。船が香港領海を出て少し

たったとき、甲板が騒がしくなった。だれかが漂流者のボートを発見したらしい。

  ボート救助のため、船はやや進路を変えた。距離がだんだん少なくなる。ボートには2

人が乗っている。きみは、そばにいたイギリス人から双眼鏡を借り、彼らを見た。

  おや?  いつかどこかで見たような……

  自分の身元調べをしているとき、光神会に襲われ、謎の男に助けられたことがあった。

そのとき見たような気がするが、光神会側か助けた側かがはっきりしない。どちらでもな

いかもしれない。

  そのとき、自分の船室(個室)に戸締まりをしてきたかどうか、きみは急に心配になっ

て、その場を離れた。漂流者の顔をそれ以上見ないまま、夕食の時間になった。食事は船

内レストランでもいいし、ルームサービス(部屋まで運んでもらう)を頼んでもいい。



  レストランへ行く



  ルームサービスを使う