1億ドルの記憶
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インタラクティブノベル(R)No.3
1億ドルの記憶
桟橋が見えなくなった。風も波もおだやか、同じ潮の香りでも、光神会アジトを脱出し
たときとはまったく異なる。やはり船旅は最高のぜいたくであり、精神貴族になれる……
1億ドルなどというヤボな行きがかりさえなければ。
きみは、しばし危険を忘れ、珍しい船内をぶらぶらしていた。船が香港領海を出て少し
たったとき、甲板が騒がしくなった。だれかが漂流者のボートを発見したらしい。
ボート救助のため、船はやや進路を変えた。距離がだんだん少なくなる。ボートには2
人が乗っている。きみは、そばにいたイギリス人から双眼鏡を借り、彼らを見た。
おや? いつかどこかで見たような……
自分の身元調べをしているとき、光神会に襲われ、謎の男に助けられたことがあった。
そのとき見たような気がするが、光神会側か助けた側かがはっきりしない。どちらでもな
いかもしれない。
そのとき、自分の船室(個室)に戸締まりをしてきたかどうか、きみは急に心配になっ
て、その場を離れた。漂流者の顔をそれ以上見ないまま、夕食の時間になった。食事は船
内レストランでもいいし、ルームサービス(部屋まで運んでもらう)を頼んでもいい。
レストランへ行く
ルームサービスを使う